2025年12月26日、2026年度政府予算案が閣議決定されました。
教職員定数は11,289人の改善となったものの、「新たな「定数改善計画」」については文科省が概算要求で求めた9,214人は実現せず、7,596人に留まりました。教職員定数の自然減等による10,492人の減をふまえると、実質の教職員定数は微増となっています。
また、日教組は書記長談話を発出しました。下記アイコンよりご覧ください。
2026年度政府予算案について教職員定数を中心に掲載します。
Ⅰ 文教関係全体予算について 4兆5,981億円(前年度当初予算+8.7% +3,700億円) Ⅱ 義務教育費国庫負担金、教職員定数関係について 1.義務教育費国庫負担金 要求額:1兆7,118億円(前年度比908億円増) 2.教職員定数の改善 (1)「新たな「定数改善計画」」 7,596人【24,605人】 【 】は26~28年度の改善総数 ☆中学校における指導体制の充実(35人学級) 5,580人【16,580人】 ☆養護教諭の配置充実 104人【310人】 ☆学校事務体制の機能強化 222人【665人】 ○生徒指導に係る体制の充実 650人【2,940人】 ○小学校教科担任制の計画的な推進 990人【3,960人】 ○学校統合のための支援 50人【150人】 ※☆は基礎定数で措置 (2)その他の既定改善分等 ○通級や日本語指導等のための基礎定数化の完成 348人 ○定年引上げに伴う特例定員 3,345人 3.教師の処遇改善 136億円 ○主務教諭の創設(26年4月~) 月額6,000円 教諭と主幹教諭の間に新たな級を創設し、教諭よりも高い処遇とする。 ○教職調整額の改善(27年1月~) 5%→6% 教職調整額の改善とあわせ、管理職の本給も改善 ○部活動指導手当の見直し(26年4月~) 日額2,700円→日額3,900円 ※給料の調整額の見直し(1/4程度の縮減) Ⅲ その他の定数関係等について 1.教育の質の向上に向けた、学校における働き方改革の更なる加速化、 教師の処遇改善、学校の指導・運営体制の充実の一体的な推進 (1)教師を補助するスタッフの配置 ・教員業務支援員の配置 29,720人(+1,620人) ・副校長・教頭マネジメント支援員の配置 1,300人(同数) (2)行政による学校問題解決のための支援体制の構築 2億円(+1億円) ※25年度補正予算2億円 2.誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校・いじめ対策等の推進 100億円(+6億円) (1)不登校児童生徒の学びの場の確保の推進 ・校内教育支援センター支援員の配置拡充 4,000校(+2,000校) ・学びの多様化学校の設置促進 設置準備 20自治体(+9自治体) 設置後運営 27自治体(+5自治体) (2)スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーの配置充実 スクールカウンセラー ・重点配置 11,300校(同数)週8時間 ・教育支援センターへの配置充実 35日/年・105日/年(35日/年のみ) ・スーパーバイザーの配置拡充 101人(+34人) スクールソーシャルワーカー ・重点配置 11,000校(同数)週6時間 ・教育支援センターへの配置充実 63日/年(42日/年) ・スーパーバイザーの配置拡充 101人(+34人) 3.特別支援教育の充実 51億円(同額) (1)医療的ケア看護職員の配置 5,300人46億円(+400人 +0.8億円) (2)発達障害のある児童生徒等への支援 57百万円(△32百万円) ・幼稚園等における特別支援教育体制モデル構築事業 ・学習障害のある児童生徒等に対するICTを活用した効果的な支援に関する実践研究 ・高等学校における特別支援教育充実事業(新規) ・ICTを活用した教育・福祉の情報共有促進モデル事業(新規) (3)インクルーシブな学校運営モデル事業 77百万円(同額) (4)特別支援教育の指導体制等の充実 ・聴覚障害教育の充実事業 36百万円(△4百万円) ・外部専門家の配置等 180百万円(+24百万円) Ⅳ GIGAスクール構想の更なる推進と学校DXの加速 1.学習指導要領改訂を見据えた情報活用能力の抜本的な向上 3億円(新規) ※25年度補正予算4億円 2.GIGAスクール構想支援体制整備事業 3億円(△2億円) ※25年度補正予算33億円 3.GIGAスクール構想の推進~1人1台端末の着実な更新~ 3億円(同額) ※25年度補正予算685億円 4.学習者用デジタル教科書の導入 17億円(同額) ※25年度補正予算2億円 Ⅴ 高等学校改革の推進 1.高等学校教育改革促進基金の創設 ※25年度補正予算2,955億円 2.高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール) ※25年度補正予算52億円 Ⅵ 各教育段階の負担軽減による学びのセーフティネットの構築 ※奨学金関係 ・高等学校等就学支援金交付金等 5,824億円(+1,750億円) ・高校生等・新修学支援 13億円(新規) ・高校生等奨学給付金(奨学のための給付金) 322億円(+170億円) ・義務教育段階の就学援助(要保護児童生徒援助費補助金) 4億円(△1億円) Ⅶ 被災児童生徒就学支援等事業 1.被災児童生徒就学支援等事業(大規模災害) 1億円(+0.5億円) ※25年度まで被災児童生徒就学支援等事業(東日本大震災)の対象であった福島県を除く地震・津波被災地域(岩手県、宮城県)について、26年度から被災児童生徒就学支援等事業(大規模災害)で支援(国庫負担2/3) 2.被災児童生徒就学支援等事業(東日本大震災)【復興特別会計】 2億円(△3億円) Ⅷ 復興特別会計関係 1.児童生徒等の心のケアや教育支援等 20億円(△5億円) ・緊急スクールカウンセラー等活用事業 214人11億円(△3億円) ・被災児童生徒に対する学習支援等のための教職員加配 344人9億円(△2億円) 2.就学支援 2億円(△3億円) 3.復興を支える人材の育成など地域における暮らしの再生 2億円(同額) Ⅸ その他 スポーツ庁・文化庁予算 部活動の地域展開等の全国的な実施 50億円(+18億円)※25年度補正予算58億円 (1)部活動の地域展開・地域クラブ活動推進事業 (2)平日も含めた地域展開等の加速化のための重点課題への対応 (3)中学校における部活動指導員の配置支援 (4)地方公共団体への伴走支援と安全安心・質の高い指導の担保等
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